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2007/8/28tue〜9/2sun
松川修平の世界
【開場時間】11:00〜19:00 <入場無料>

【Special Live】入場無料
8/28(火)19:30〜 レトロスペース坂会館 館長 坂一敬トークショウ
8/29(水)19:30〜 高橋幾郎
8/30(木)19:30〜 留美
8/31(金)19:30〜 ARA-ORA+ポニーメリドロメ
9/ 1(土)19:30〜 角煮
22:00〜DJエレクルオールスターズ&DJ松川修平
9/ 2(日)19:30〜 F.H.C. w/VJ NIKU&NAIZO

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ATTIC
札幌市中央区南3条西6丁目 長栄ビル4F


絵画をふくめ芸術が役に立たなくなって久しい。
亡くなった人の本棚の奥に数枚の春画がきれいにしまわれているのを見つけたことがある。
ときおり取り出されては、持ち主のこころを昂めたのか鎮めたのか、
あるいはただ無心の視線をうけとめてきたのか、それらは役目を果たし終えた威厳につつまれていた。
松川修平氏の絵は春秋の境に超然とゆらぎ、見る人をゆすぶる。
そこに描かれているのは、たとえ女性であっても男であると私は感じるのだが、
色調が明るくなるほどに際だつ暗さにみちびかれて目が開かれ、
古代から在りつづける「わるい男」がうっすらと見えてくるとき、
あたらしい浮世絵ともいうべき絵の誕生に背筋がふるえる。
札幌だけの特権的体験だと思う。 (室野井洋子/舞踏家)

美の生々しさを、虫ピンで留めようとするなら、それが無邪気であればあるほど、
こっけいで可愛らしい、少年の悪戯になるだろう。
それはぎりぎり悪意に近いが、投げやりな様さえも真摯なため、
え?というようなツボで関節を外され、転んで前頭葉をしたたかに打つ。
性衝動なんて言葉も知らない時の興奮は闇雲で、やたらにエロいと同時に意味不明だ。
その蠢きそのものの収集―”無垢な確信犯”が松川修平のスタイルだ。(阿部幸弘/漫画評論家)

松川修平の作品は腐敗直前の果実の如く
甘く香りたち挑発的でありながら
ぐずりと朽ちてしまいそうな不安定さがある。
まるで綱渡りをしてる軽業師のように
フラフラ ハラハラと観ている人達に
絶えず奇妙な信号を出し続ける刺激放射物質。
君が自分の為だけに絵を描いてる事を知ってる。
そして自分を満足させる為に凄い所にまで行っちゃってることも知ってる。
なんたってもう一人の自分への麻薬のようなご褒美。
手加減しては絵を描く意味が無いもんね。(小磯卓也/十蘭堂主人)

【松川 修平】
1971年 北海道遠軽町生まれ
1999年 この頃より、Bar十蘭堂にて個展を始める。
他に古書ザリガニヤ、焼鳥やむやにて。
日常の不条理、不義理、退屈の中で、
絵を描く行為が自己を支えている事を発見。
マイペースながら描き続けている。
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