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2005年4月17日(日)
ルーカスアベル再来日ライブ

JUSTICE YELDHAM AND
THE DYNAMIC RIBBON DEVICE
THE ARTIST FORMERLY KNOWN AS SMALLCOCK
(PEELED HEARTS PASTE) From Australia
WORLD TOUR 2005 Japan

<Guest DJ>
Let's ノーパン(BLACK SNOWFLAKE SOUND)
<Guest Artists>
アシュラスクール/Surfins/ピロピロスパンコール/Transfluxion/まるきんとみちづれ/モハメド・アリ・キャンペーン
Open/19:00 Start/19:30 Adv/\2,000 Door/\2,500 当日別途ドリンクオーダー/¥400
at HALL SPIRITUAL LOUNGE
札幌市中央区南2西4 LCビルB1F(ex.中村楽気店跡/カラオケソングパーク地下)
チケット取扱い:ホール・スピリチュアルラウンジ、ウィアード・メドル・レコード、古書ザリガニヤ、BAR 十蘭堂
お問い合わせ先:Bar十蘭堂(011-241-6557)

ルーカス・アベル
オーストラリアを拠点に、世界各地で肉体を駆使したサウンンド・パフォーマンスを繰り広げ、自身のレーベル「DUAL PROVER」を主催する等、ワールドワイドな活動で、ノイズサウンドのみならず、幅広いアヴァンギャルド〜オルタナティヴミュージックを提供しているルーカス・アベル。昨年に引き続き、彼の二回目の札幌でのパフォーマンスが実現する。彼のスタイルは肉体に負荷を施した「音」を、エフェクト、過大出力を通して、聴覚のみならず視覚的にも音を体感する、サウンドのダイナミズムとアクションが直結した、全神経を揺すぶりかける極地のノイズサウンドである。アカデミックな実験音楽とはかけ離れた、彼の馬鹿馬鹿しくも情熱に溢れたパフォーマンスは、見る者に圧倒的な感動を与える。去年の札幌公園では、ここ数年の彼のパフォーマンスにおける要の音素材、「ガラス板」を、ローションを塗した自らの「顔」に擦りつけ、多様なサウンドを操って聴衆を盛り上げた。肉体と同化したガラス板は彼の腰に装着されたエフェクター群により変調され、ガラス越しに見える歪んだ顔の表情の変化に伴い凄まじいダイナミズムを生み出す。最終的に、圧力を加えられたガラスは彼の頭上で叩き割られ、飛び散ったガラス片が彼の首を切り裂き、流血を伴った幕切れとなったが、その肉体を省みない豪放な「演奏」は大きな衝撃を札幌の夜に残した。今回の来札が、どのような物になるのかは見当もつかないが、ラジカルながらも計算された「音〜ノイズ」表現の可能性を見せ付けてくれる事は間違い無いであろう。

アシュラスクール/個々、異質な物質の集合体が、ピンぼけしながらも螺旋状の波動を放出する、異次元の部族音楽。繊細と豪放を均一に持ち合わせ、淀みながらも精神を圧迫し続ける暗黒の境地。
Surfins/四人組のオーソドックスなバンド編成で、狂気の衝動を拡散させるアナーキズム。簡略化されたパンク成分とアヴァンギャルドの残りカスを適当に混ぜ合わせ、スカムの殻を粉々に打ち砕く。制御の効かない工業製品然とした無骨な佇まいは、札幌発ゴミ音楽の萌芽を促す起爆剤たりえるか。
ピロピロスパンコール/女性2人組みによる、キッチュで毒にまみれたエレクトロニック・モダーンサウンドが開花。お菓子やビーズで埋め尽くされたハイウェイを、超高速でをカッ飛ばす独創的エンターテイメント。テクノ、ニューウェイヴの残骸を踏み潰し、おぞましいまでの悪意が表出しながらも、その圧倒的に弛緩した世界観は必見。
Transfluxion/低速電子音響の洪水を掻い潜った先には、深遠なる幻影空間が立ち現れる。重厚な宇宙空間を自在に行き来する冷淡な音風景は、タイトでソリッドな装いを演出する。
まるきんとみちずれ/円熟するどころか腐ることのみに固執した本物の迫力で、ある意味若手ノイジシャンの追随をまったく許さない所に辿り着いてしまったのは幸か不幸か?悪夢のような呪文と音楽。
モハメド・アリ・キャンペーン/その粗暴、悪性のハードコアが、虚飾の現状をえぐり出し、完膚無きまで叩きのめ
す。簡潔な機構から繰り出す音の速射砲がポップの構造を打ち抜いて、なおも止まずに猛進を続け、干からびた肉体を吹き飛ばす渇水サウンド。
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